4.支線アンカーの運用
Q.407 (80型)アンカー間の離隔は?
アンカー同士が近いと相互の干渉により、アンカーの抵抗分担が相違し、全体としての効率も単体のアンカーの場合に比べて低下します。この相互の干渉が生じる影響範囲は、地盤の種類によって異なります。日本地工では、あらゆる地盤においてもアンカーの中心間をアンカー設置深さ t の2倍以上離せば相互の干渉がないものとして考えております。したがって、アンカー1体あたりに通常の耐張力を期待させる場合は、アンカーの影響範囲であるアンカー中心間 2t 以上離すことをご提案します。また、チコーアンカー80型の種類ごとの設置深さ t を表11に示します。
図14 チコーアンカー80型の離隔
種類 | 寸法(m) |
---|---|
t | |
1号 | 1.04 |
2号 | 1.13 |
3号 | 1.18 |
4号 | 1.23 |
5号 | 1.26 |
6号 | 1.31 |
7号 | 1.36 |
8号 | 1.54 |