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3.大地抵抗率の調査・解析手法

3)四電極法(1)

四電極法は、大地に人工的に電気を流して電位差を測定し、これを解析することにより大地の電気的な構造を把握する方法です。なお、この方法は深層部までの大地抵抗率を比較的簡単に把握できるため、小規模から大規模まで広範囲の接地設計に利用されています。
四電極法には様々な手法がありますが、一般的に用いられているウェンナーの四電極法についてご説明いたします。

ウェンナーの四電極法の電極配列は図3−5に示すように、中心点Oに対して測定線上に電流電極C1、C2と電位電極P1、P2とを対称的に配列し、かつ電極相互の間隔を等間隔に配置します。測定では、C1とC2の間に電流Iを流し、そのときP1とP2の間の電位差Vを測定します。ここで電極間隔をa〔m〕とすれば、総合大地抵抗率ρ〔Ωm〕(または“見掛比抵抗”)は次式で求めることができます。

図3−2 接地棒の打ち込み・図3−3 接地抵抗の測定
 
図3−4 接地棒の接地抵抗値と大地抵抗率の関係