6.接地抵抗測定
2)電位分布曲線
図6−2に示すように点電極から電流Iが大地内に放射状に均一に流出していたと仮定します。点電極からの距離rの電位をVとすれば、無限遠点の電位を零(0)として次式のように表されます。
電位Vは、2・π・rの逆数で表されるため距離rの増加に伴って減少していきます。つまり、点電極から流出する電流Iによって地表面に生じる電位は、点電極から離れるに従い加速度的に零に近づいていくことになります。(但し、零にはなりません)
以上のような計算式に従い、接地極からの距離と電位の関係をグラフ化したものを電位分布曲線と呼んでいます。