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7.大規模接地体の接地抵抗測定

4)異周波交流電圧降下法

異周波交流電圧降下法とは、図7−2に示す測定回路系において、商用周波数から僅かにずらした周波数(45・55・65HZ)電源とその周波数成分の信号のみしか受け取ることのできない電圧計と電流計からなる接地抵抗測定法です。この測定手法も電圧降下法の一種ですが、商用周波数を用いた測定を“電圧降下法”と呼ぶのに対し“異周波交流電圧降下法”と呼んでいます。
この測定法は、電圧降下法でも測定できないような劣悪なノイズ環境であっても測定が可能です。また、測定電流・電圧も小さくて済むため、測定時の感電災害や稼働中の設備に対しての影響がほとんど無く、コスト面でも有利となります。
異周波交流電圧降下法は、これまでに稼働中の発電所や変電所において数百箇所の測定実績があり、非常に注目を集めている測定法です。

図7−4 異周波交流電圧降下法による接地抵抗測定