会社紹介

インフラに貢献する仕事

日本地工の事業は、電力・通信・道路・鉄道といった「社会インフラ」を担う企業が顧客の中心となります。安全と安心を実現するための社会インフラに必要な製品や、都市環境に安らぎを提供する製品を開発してまいりました。なお、製品の開発は、営業職でも研究職でも実際の現場に出向き、お客様とともに課題を解決しながら進めていきます。営業職の主な仕事は、受注した現場の作業員や重機の手配、現場管理など、トータルサポートを行います。研究職の主な仕事は、新製品や新技術の開発、設計やコンサル業務などを行い、時には学会で発表する機会もあります。営業職、研究職のどちらであっても、直接、現場を見て、顧客の声を聞いて、新たな都市環境へ活かす。それが日本地工の仕事です。

大地をテーマとした仕事

1953年創業の日本地工は、電柱を支える『支線アンカー』の開発・販売によって成長しました。支線アンカーで得た「土の力学的要素」の知見や研究開発力は、電柱だけにとどまらず、フェンス・カーブミラー・照明柱・標識柱等、道路附属物を支える『鋼製基礎』製品を生み出しました。また、土の電気的要素に着目し、発電所・変電所・病院等の大切な電気設備を支える『接地(アース)』技術への展開や、土の生化学機能に着目し、都市緑化を支える『緑化』・『農園芸』事業の展開を行っています。

4つの事業テーマ

アンカー事業

電柱や農業支柱を支える

電柱の脇にある黄色いカバーを見たことはないでしょうか。じつは、黄色いカバーの下には「支線アンカー」とよばれる電柱と大地をしっかりと繋ぎ止める錨(イカリ)の役割を果たしている製品が打込まれています。なお、電柱は主に、電力の送電・配電を目的に設置する電力柱と、通信用ケーブルを支持することを目的に設置する電話柱があります。日本地工は、この電柱を支える「支線アンカー」の販売において、国内トップシェアの企業です。

主な取引先:全国電力会社関係、NTT関係、他 (以上、敬称略)


アース(接地)事業

さまざまな電気設備を支える

洗濯機や電子レンジの裏にある緑の線を見たことはないでしょうか。これは、アース(接地)とよばれるもので、漏電に伴う感電・火災の防止等の役割を担っております。当社の接地製品は、身近な電化製品から発送電、鉄道、通信の設備や、ビル等の大規模な建造物に至るまで様々な場所で使用され、皆様方の安全と安心な暮らしを見守り続けています。日本地工の接地は、新幹線開発の礎となった鉄道の交流電化試験の中で誕生し、その後の東海道新幹線建設工事等の大規模事業に採用され今日に至っています。日本地工の中でも長い歴史のある「接地」事業は、国内ナンバーワンの実績と技術があります。

主な取引先:全国電力会社関係、NTT関係、JR関係、他 (以上、敬称略)


鋼杭基礎事業

さまざまな道路附属物を支える

フェンス、カーブミラー、照明柱、道路標識といった道路附属物や電車線柱の基礎をご存じでしょうか。これらは一般的に、コンクリート基礎で支えられています。コンクリート基礎は安価につくることが可能ですが、養生に2週間以上必要とする、大きなスペースを必要とする、といった問題があります。こうした問題を解決するため、当社ではそれぞれの道路附属物や電車線柱に適した鋼製基礎を開発しております。とくに、道路標識に用いられる当社の鋼製基礎は国内ナンバーワンの採用率と実績があります。

主な取引先:国土交通省、全国都道府県等地方自治体、高速道路会社関係、他 (以上、敬称略)


緑化・農園芸事業

美しい都市緑化や豊かな土づくりを支える

東京丸の内にあるパークビルディング・ブリックスクエアの丸柱壁面緑化をご存じでしょうか。この壁面緑化は、いままで不可能だった多品種安定植生を実現した、日本地工独自の壁面緑化システムが採用されています。この施工例で、当社を含めた6社が国土交通大臣賞を共同受賞いたしました。日本地工の緑化事業は、国内オンリーワンの提案力と技術があります。また、当社は近年、土壌改良製品に力を入れており、天然ヤシを利用した製品を製造するためのスリランカ工場を建設しました。スリランカ工場で製造した製品は、国内に留まらず海外市場にも営業展開しています。

主な取引先:大手設計事務所、大手ゼネコン、大手造園会社、大手培土メーカー他