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2.接地抵抗

3)大地抵抗率

図2−4で示すような、長さℓ〔m〕、断面積A〔m²〕の地質の持つ抵抗R〔Ω〕は2-2式で表されます

2-2式

ここで示したρは、“大地の持つ電気的な性質”の尺度をあらわすものであり、これを大地抵抗率(記号:ρ、単位:Ωm)と呼びます。この大地抵抗率は、接地抵抗を決定するための大きな要因となります。
金属などに用いられる抵抗率は一般的に定量的な値が存在しますが、大地抵抗率は表2-1に示すように地質の種類が同じであってもその含水率や地温、粒子の粗さなど様々な条件で、値は大きく変わるという性質を持っています。

図2−4 ある材質の抵抗率測定
表2−1 大地抵抗率の数値例
地質の種類 大地抵抗率
ρ(Ωm)
粘土質(湿地) 10〜50
粘土質土壌(平地) 10〜200
砂・砂礫土壌(平地) 100〜2000
玉石等(河岸・河床跡) 1000〜5000
岩盤地帯(山地) 200〜10000