接地抵抗は接地極周辺の大地に含まれていますが、その中でも接地極の近くが最も多く、接地極から遠ざかるに従って少なくなります。それは、地中における電流経路の断面積が急速に広まるからです。理論的にいうと接地抵抗は、無限遠方の大地まで含まれていますが、実際は、接地極を中心とする有限の範囲内に収まっていると考えても良いのです。 このように、接地極を中心として大部分の接地抵抗が含まれている範囲のことを抵抗区域といいます。