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7.大規模接地体の接地抵抗測定

1)電圧降下法

接地抵抗を正確に測定するためには、測定補助接地極(電流極、電位極)の離隔を大きくとらなければなりません。しかし、接地抵抗計で離隔を大きく取り過ぎると、正確に測定できない場合があります。例えば、ノイズの影響を受け易くなったり、測定周波数が高いことによる様々な弊害が出たりすることもあります。
そこで、大規模接地体に用いられるものが“電圧降下法による接地抵抗測定”です。この測定方法にも様々な手法がありますので、順を追ってご紹介します。

なお、電圧降下法は、『使用前自主検査及び使用前自己確認の方法の解釈』に記載されています。また、測定方法の詳細は『発変電規程 JEAC 5001 』に記載されています。(『発変電規程 JEAC 5001』は、最新版をご参照いただきますようお願いいたします。)
近年では、電気設備の使用前自主点検時に正確な接地抵抗値を把握したいという方が増えているため、構造体の接地抵抗測定を電圧降下法で行うことが多くなってきました。

図7−1 電圧降下法による接地抵抗測定