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3.大地抵抗率の調査・解析手法

4)四電極法(2)

日本の大地構造は、抵抗率の違う地層が幾つも折り重なって形成されています。接地設計では、その構造を知ることが重要な要素となります。 ウェンナーの四電極法によって測定した場合、測定電流が浸透した深さまでの平均的な抵抗率が得られます。この性質を利用して、図3−6の(a)→(b)図に示したように中心点Oに対し等間隔に配置された電極の間隔を順次拡大することで、深さ方向における大地抵抗率の変化度合いを見ることができます。このように四電極法は、大地抵抗率の分布状態を地上から推定できるため、効率的に大地構造を把握する手法として広く利用されています。

図3−6 電極間隔の違いによる測定電流浸透深さの違い