図4−9に示す棒状接地極の接地抵抗計算式は、どれも大地抵抗率ρを均一層と仮定して導出しています。そのため、大地抵抗率ρの取り扱い方によって計算結果と実測値に大きな誤差を生むことになります。仮に、図4−9のように多層大地の各層を貫いて接地極が埋設されているような場合は、大地抵抗率ρの取扱いに十分に注意しなければなりません。